【翻訳記事】Eggscelent Execution: 2012 World’s Masters Finalist Team Analysis (1/3)

 この記事はWCS2012で準優勝したパーティの解説記事を翻訳したものです。見苦しい点が多々あると思いますが、ご覧頂けるとありがたいです。


原文:Eggscelent Execution: 2012 World’s Masters Finalist Team Analysis
http://nuggetbridge.com/articles/eggscelent-execution/

訳注:英検4級の訳者が、厳密に翻訳せずに乱暴に訳したりふざけて訳した部分も多い翻訳です。ここは明らかに誤訳だろってところがあったらコメントやツイッターでご指摘頂けるとありがたいです。以下訳文。
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 まず私を知らない人のために自己紹介をしよう。私の名前はWolfe Glick(Wolfey)、至高のPokenobだ(訳注:多分ガチ勢的なニュアンスのスラングかなんかだと思うけど……)。私はアメリカ予選で優勝して代表に選ばれたが、WCS2012本戦を勝ち抜くためには全く新しいパーティが必要になるだろうと思っていた。アメリカ予選で割と普通のスタンパを使用しておいてこんなことを言うのもおかしな話だが、私はWCSでも結果を残したいのであれば完全オリジナルで誰も見たことのないようなパーティが必要になると思っていた。そういうオリジナルな構築を組もうと決めたのはいいが、次のステップは少々難航した。私は一体どこから今回の構築を始めたのかって? 私の頼りになる友人のDaniel Nolan(Zog)は、私がその時アホな事を考えていたにも関わらず、私のWCSの準備のために休暇の全てを割いてくれると決めてくれた。その時まで私は自分1人で構築を考えていたのだが、構築の着想を得るためにZogの力を借りる事にした。そして私は、ZogがWCS2010で使用したパーティ ――それはスキスワモルフォンとスカーフオーガを組み合わせて、天候合戦を制するとともにオーガの打点を補佐するギミックを主軸に据えた構築だ―― を教えてくれていたことを思い出した。そんなZogの力を借りて私は考察を始め、そして今回のパーティを構築したってわけだ。



個別解説

クレセリア(Mama Zaki)♀@たべのこし
特性:ふゆう
努力値:H252 B52 C4 D124 S76
性格:おだやか

 私はまず始めにスキスワクレセと身代わりドランを組み合わせてみようと思った。私はアメリカ予選の前に幾つかの試合でこのコンボを試してみた時にこいつがマジキチ強いっていう事実を知って、それがWCSに向けた構築のスタート地点を私に与えてくれた。最初に私はアメリカ予選で帯クレセを使用してみたのだが、その時に私はもうちょっと耐久が必要だなと感じた(訳注:だから残飯クレセを採用したよっていう文脈なのかなと思います)。こごえるかぜは相手のポケモン2体のSを下げパーティ全体の動きをサポートするために必要不可欠な技だったので、私はこご風を採用する事になんの疑問も覚えなかった。 サイコショックは多くのポケモンに対してロクな打点を取れないので私はサイコショックの採用には消極的だったのだが、しかし私は攻撃技をこごえるかぜだけにすると良くないということもまた分かっていた。 実際のところサイコショックは、WCSの会場に大繁殖していたボルトロスの身代わりを割るという仕事をきちんと完遂してくれた。日本晴れは、大会の数日前に私がNightblade7000(Ben7000)と練習をしている時にメタグロス入りの雨パにボコボコされた(その時は対雨にドランを選出できなかったからグロスが重かったのだ)結果、技構成に追加することを決定した。日本晴れはナッシーの収穫を毎ターン発動させ、バンギのDアップを妨害し、ドランとテラキが苦手とする水タイプの技の威力を半減し、そしてドランの熱風の打点を上げてくれるため、それまで採用していたひかりのかべと比べて非常に強力な選択肢となった。

 私はスキルスワップについて、ドランに浮遊を渡す以外の用途についてもちょっとだけ解説しようと思う。スキルスワップによってできることは、天候を再始動する、威嚇を再起動する、すいすいやすなかきを奪い取りテラキやドランに渡してやる、乾燥肌や貯水をドランに渡して対雨パにおける無敵のポケモンを作る、相手の地震持ちの隣に並んでるポケモンから浮遊を奪い取る、などなどそれ以外にも多くの用途があるだろう。私は浮遊を渡す以外の用途で大会中にスキスワを使用した具体例を挙げるべきだと思う。準々決勝においてSejun Parkと対戦した時の話だ。第一ゲームで、私はSが4段階低下したHP45%のクレセリア、Sが3段階低下したHP30%のドラン、HP85%のボルト、そしてHP60%のナッシーを持っていた。対して相手はHP満タンのカポエラー(訳注:topというのはカポの英名Hitmontopの略称のようです)、HP1で麻痺ったスカーフクレセ、そしてHPがかなり削れた珠ガブを持っていて、4-3の状態だった。この時私は、私がきちんとプレイしたとしたら相手がこちらのナッシーを突破出来ないことを確信していた。さらに残り制限時間を見てもほぼ勝ち確の試合となっていた。残り時間が4分になった時点で、私はそのターンの行動を決定した。私は場のヒードランをナッシーに交代し、ナッシーはジュエルインファを食らってオボンのみを発動した。私は相手のカポエラーからの不意打ちを恐れていたので、サイコショックを打ち込む代わりにスキスワをして相手に威嚇をかけてやることにした。全ての戦闘アニメーション・ジュエルの発動エフェクト・スキルスワップによる威嚇の再起動・凍える風による2体のSの低下エフェクト・残飯回復・収穫の発動・そして2回目のオボンのみの発動アニメーションが流れている間に、前ターンの終了時点で5分も時間が残されていたにも関わらず、なんとこの試合はこのターンで時間切れになってしまったのである(訳注:はまじかよwww)。もう一つの例は、準決勝のAbel Martin Sanz (flash_mc) との試合である。彼は身代わりを貼ったボルトロスを場に出していて、私はそいつがこっちのパーティ全体に麻痺を撒いてクソゲーを仕掛けてくることを恐れていた。私はそいつからいたずらごころを奪ってやろうと決め、その後で身代わりを割ってさらに次のターンでこごかぜを打ち込んでやった。これにより私は先手を取って日本晴れを打つことが出来るようになりドランの打点を補佐し、Abelがパーティ全体に麻痺を撒き散らして来る前にボルトをぶっ倒すことができた(訳注:これ試合を見てみないとなんとも言えないんだけど)。スキルスワップは無限の可能性を秘めた技で、私はほぼ全ての試合でスキスワを使用していた。



ヒードラン(Papa Fuego)♀@ ヨプのみ
特性:もらいび
努力値:H244 B52 C76 D4 S132
性格:ひかえめ

  • ねっぷう
  • だいちのちから
  • まもる
  • みがわり

 クレセリアが悪事を働く相方として、ヒードランはこの構築において非常に重要なポケモンだった。クレセによってドランの水・地面弱点を排除してやり、またクレセが格闘タイプに対して強いため、ドランはほぼ不死身のポケモンとなり、また多くの相手に対する効果的なクッションとしても働いた。熱風の採用はこの技構成の中ではかなり自明なものであり、私の持論では2体攻撃技で相手の場にダメージを蓄積させる能力として低命中率を差し置いても価値があると思う(訳注:ここもよくわからん)。私は攻撃範囲の補完として、そして砂状態を排除してやった後のバンギラスに対して打点を持つためのサブウエポンとして大地の力を採用することに決めた。私は攻撃技の選択について後悔はしておらず、この構成は隣に置くポケモンと組み合わせれば相手に十分な打点を取れないというケースがほとんど無く、また炎耐性があるポケモンに対しても晴れ熱風は十分なダメージを与えてくれる。私が凍える風のサポートが必要と思った時に効果的にこごかぜを撒いておくために、守るを搭載するのは当然の選択肢だった。身代わりはドランの技スペの最後の一つにして絶対に不可欠な存在だった。ドランのガブに対する耐久性能は素晴らしいもので、またたったひとつの弱点と多くの耐性を持つドランは身代わりがなくてもダメージを貰うことができ、身代わりを張っている間に日本晴れで強化された熱風をぶっ放す選択を取らせることもできる(訳注:この文章はガチでイミフだった;;)。相手のクレセリアに対して身代わりを貼って電磁波から身を守るのもまた素晴らしい。私は最初ヨプのみをただ単に試験的に持たせてみたのだが、それを私は変更しようとは思わなかったほど噛み合っていた。ヒードランは格闘技を多く受けるため、ヨプのみを持たせることは保険として非常に有用だったように思える。

 努力値配分はやや特徴的である(訳注:ここも上手く訳せなかった)。このドランはヨプ込みでAぶっぱのカポのジュエルインファを耐えるのに十分な物理耐久を持っており、その後に身代わりを貼ることが可能なHPを残す事ができる。私は殆どのカポエラーより早くなるようにSを振り、また熱風を打つ前ににほんばれを起動することが出来るように自分のクレセリアよりS実数値が1だけ低くなるように設定した。このドランはクレセでこご風を撒いた後で多くのポケモンを抜くのに十分なSを持っており、その後の身代わりによって脅威となる攻撃から身を守る事ができる。残った努力値をCに振り、余った4をDに振った。WCSの前に、何人かのポケ勢は耐久を削ってCを伸ばして打点を高くしたほうが良いのではないかとのアドバイスをくれたのだが、ドランの耐久は必要不可欠であった。Sejunと対戦した試合において、私のドランは彼のAぶっぱガブの珠岩雪崩と控えめCぶっぱクレセのこご風2発を受けてなお、身代わりを壊されることなく場に残すことが可能であった。また、スキスワコンボを使ってもらい火を手放したドランを使う際に覚えておかなくてはならない事なのだが、地震持ちのポケモンをぶっ潰した後でウルガモスなどのポケモンを相手にする時に炎が等倍で通ってしまうため、もらい火を再びドランに返してやるプレイングも必要となることがある。



ボルトロス(HuMetabou)♂@でんきのジュエル
特性:いたずらごころ
努力値:H196 D204 S108
性格:おだやか

 私がこんなクズポケを使う事をどうか許してくれ皆の衆、こいつはあなたも使うことが出来る当然の選択肢だ(訳注:多分こんな感じのニュアンスだと思うw)。ボルトロスはパーティ全体に麻痺を撒く能力をもつために、私が相手してて本当にクズポケだと思わさせられるポケモンだ。私はこちらのパーティ全てに対して先手を取ってくる目の上のたんこぶとも言うべき穏やかボルトとかいうクズポケにマジでうんざりしていたので、私は特別に対抗策を用意することにした。数えきれないほどのアイデアを探してみたものの、私が唯一思いついた対抗策は、こちらのボルトロス努力値を、十分な耐久を持たせつつ、相手が使ってくるおよそ全ての穏やかボルトを抜くようにS配分を特化させるというものだった。Metabouと配分を議論した際に私たち(彼)は次のような配分にすることに決めた。それは臆病ジュエルラティオスの流星群を13/16耐えまで妥協するというちょっとしたリスクの代わりに、相手の殆どの穏やかボルトに対して先手を取って挑発を打ち込めるという極めて大きなリターンを得るという配分であった。残念ながらこいつの動きは他の穏やかボルトと大差ない。残飯とオボンは既に他のポケモンに持たせてしまっていたため、私はこいつに電気ジュエル10万ボルトを搭載することに決めた。挑発は相手のボルトロストリックルーム、そして予想しやすい補助技持ちに対して使用した。電磁波を採用したのは私が偽善者だからであり(訳注:この人はよほどボルトの電磁波クソゲーを嫌悪していると見えるなwww)、また私がS操作ギミックが好きであるので、クレセだけでなくボルトでもS操作をするためである。めざパ氷はとても有用な技で、WCS本戦でこそ私はSejunとの試合で彼のガブを落とすためにしか使用しなかったものの、練習をしている時には非常に有効な技だった。ボルトロスは私がラティオス入りと対戦する時に唯一の回答となるもので、こちらのポケモン1体を犠牲にして麻痺を撒いてテラキオンラティオスを殴るのが主な回答であった(訳注:ここもよくわかんなかったなー、意味が通ってない)。

皮肉なことに、WCS本戦において私が見たボルトの中には、ほとんど耐久振りした奴は居なかった ――そいつらはみんな、攻撃的なボルトだったのだ(訳注:穏やかHDベースはあんまりいなくて、臆病CSベースが多かったってことでしょう)――。Sの速い身代わり持ちボルトのあまりの多さに私は驚きを隠しきれなかった。当然だがこんなに攻撃的なボルトロスが多いメタゲームにおいては、多くの試合において私のボルトロスはその調整をきちんと発揮することができなかった。しかし私がボルトを嫌いであるということに関わらず、このボルトロスはその役割を果たしたと言わざるをえないだろう。私がボルトを選出する頻度はあまり高くなかったが、選出した試合においてはボルトはそりゃーもう全然自重しなかった。ボルトは相手に麻痺をばら撒き、たやすく行動が予想できる防御的なポケモンに挑発を打ち、まためざ氷でガブを落とすことが出来たため、常に何らかの形でパーティをサポートしていたといえるだろう。

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今日はここまで。残り3体の個別解説(2/3)とシナジーの解説(3/3)を翻訳できしだいうpしていきたいと思います。

続き→(2/3)